耳かきのお店には種類があります
中国から入ってきた耳かき（耳垢の除去）は、江戸時代には床屋の行うサービスとして一部で行われてきました。
しかし近代に入ると医療行為とされました。衛生的観点がまだ確立されていない時代、耳の内部を傷つけてしまう事から派生する感染症トラブルが頻繁に起きた為です。
その後しばらくは一部の理髪店を除き医療機関以外では、耳掻きサービスはほぼ行われてきませんでした。
2005年になると介護保険の制定による介護サービスの普及や、自己責任と言う考え方の確立に伴い、耳掻きは医療行為から外されました。これをきっかけに一気に専門店が出現してきました。
平成17年7月26日 各都道府県知事あて 厚生労働省医政局長
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医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の 解釈について(通知)
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注1以下に掲げる行為も、原則として、医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の規制の対象とする必要がないものとあると考えられる。
3 耳垢を除去すること(耳垢塞栓の除去を除く)
また、注意としてこうもあります。
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「行為は原則として医行為又は医師法第17条、 歯科医師法第17条及び保健助産師看護師法第31条の対象とする必要があるもので ないと考えられるものであるが、業として行う場合には、実施者に対して一定の研修 や訓練が行われることが望ましいことは当然であり、介護サービス等の場で就労する 者の研修の必要性を否定するものではない」
これ以降、耳かきは一部の理髪店や専門店で行われるようになりました。
今では店舗は次のように分類されます。
- エステティックサロン
- 専門の膝枕型店舗
専門の膝枕型店舗では様々な衣装でのサービスなど準風俗的要素が強くなり料金も高額に設定されているところも多く見受けられます。
便利なライト付き耳かき
耳の中は暗い… そんな悩みを解決してくれたのがライト付き耳かき。ほとんどのライト付き耳かきは透明なタイプでしかも省エネで発酵熱をほとんど生まないLEDタイプ。
一度使うとその便利さに驚きます。中にはソフトにしなる物もあります。
